顧問税理士の選び方

顧問税理士の選び方
約7万人以上いると言われている税理士ですが、その内訳には試験合格者と、国税職員資格認定者がいます。
この違いを見てみましょう。
あくまで一般的な話ですが、国税OBは在職時代、所得税部門、法人税部門、資産税部門、徴収税部門など専門の部門に長期間勤務することが多いようです。
その点で得意分野、不得意分野があるようです。また多くの人がいい評価の税理士であったとしても、あなたにとってはそうではない場合もあります。
税理士との関係は、仕事だけではなく、『相性の良さ』が長続きに大きく関係すると言われています。
探し方について
1.知人からの紹介
2.インターネット
3.税理士専門の広告会社に紹介を依頼
一般的な探し方は以上であると思います。
大切なのは、実際に面談し、フィーリングが合うか、きちんと仕事をしてくれるか。依頼主が信用できる税理士を選ぶということです。
更に、何を税理士に求めるかによって選び方は変わってきます。
■報酬が安い税理士
■税務職員に税務調査のとき、強く主張してくれる税理士
■税務署に「顔がきく」税理士
■経営アドバイスにも積極的に意見をくれる税理士
よい税理士との出会い。それは縁です。『もの』とは違って商品のように手にとって比べることはできません。しかし「何もしてくれない」などといった税理士だけは見極めたいものです。
事務所選びの基礎
1.事務所の特性
やはり人間、得意・不得意分野があります。
法人税や所得税の税務分野を得意とする事務所や資産税を得意とする事務所など、特定の業種に強い事務所などがありますので、 依頼主に合う税理士か確認が必要であります。
2.事務所のサービス
事務所によって、スタッフが毎月訪問するのか、何ヶ月に1回なのか、記帳代行はしてもらえるのかなどサービスの違いがあります。
3.事務所の規模
規模の小さな会計事務所では顧問税理士が顧問先を訪問し、直接業務を行うことが多くなり専門的な指導を税理士本人から直接受けられます。しかし税理士と連絡がつかないことが多いと考えられます。
規模が大きい会計事務所の場合、スタッフも充実しているため多くのサービスに対応してもらえることが多いでしょう。マイナス点は直接税理士に会う機会が少ない、報酬が高いなどでしょう。
3.税理士の年齢 割かし若い税理士さんは勉強熱心で最新の税務知識がある先生が多い傾向にあります。ベテランの先生には幅広い多くの経験が備わっているでしょう。どちらも捨てがたい。そんなときは、同世代の税理士の方を選ぶのも、価値観が合い気楽な関係ができることでしょう。