相続不動産と売却
不動産を相続したけれども、売却したいとお考えの方も多いと思います。
ここでは、相続不動産の売却の流れ等を簡単にご説明いたします。
◆売却の手続き
不動産を売却する前に、
・遺産分割協議または遺言書により不動産を相続する方は決まっていますか?
・不動産の名義変更は行いましたか?
ここで相続人に登記ができていないと、売却することはできません。
ここまでの手続きが済んで、ようやく不動産の売却について考えられます。
相続不動産を売却する場合、買い手を見つけなければなりません。
ご自身で買い手を見つけるという方法もありますが、簡単に見つからない場合、不動産業者に仲介してもらうか、直接不動産業者に買い取ってもらうという方法もあります。
いずれの方法にせよ、買主が決まれば、代金決済と所有権移転登記を行います。
これにて、相続不動産の売却完了です。
不動産業者にお願いする場合、信頼できる会社を探さなければなりません。
当サイトでは信頼できる不動産業者様をご紹介しておりますので、お近くの不動産業者様をお探しになってみてはいかがでしょうか。
◆売却しづらい土地
相続不動産は、使用目的もないというような理由で、売却を考えられることも多いでしょう。
しかし、土地によっては、なかなか買い手が見つからないケースがあります。
そこで、ここでは一般的に売却しにくい土地についてご説明いたします。
▶不整形地
四角形ではなく、例えば三角形、台形、L字型などの特殊な形をした土地の事をいいます。
このような土地は、建物の敷地として利用しにくいので、通常の土地で同じ面積のものと比べると低く評価されがちです。
また、上記のような理由から買い手が少ないので、売りにくい土地となっています。
▶がけ地・法面
住宅を建てることが不可能ながけ地や斜面の事をいいます。
宅地として利用できないので買い手が見つかりにくく、何かに利用するためにも加工費がかかってしまう可能性があるので売却しにくい土地となっています。
▶前面道路が狭い土地
騒音が伝わりやすい、車の出し入れがしにくいといったデメリットがあるために売却が難しくなっています。
▶広大な土地
土地が広すぎる場合でも、なかなか買い手が見つからず、売却が難しいです。
◆高く売るためには
せっかく相続した不動産であっても使用用途がなかったり、自宅から遠く利用しないといった場合には売却を考える場合もあるでしょう。
そのような場合に、少しでも高く売るためにはどうしたら良いか簡単にご説明いたします。
▶適正価格を調べる
いきなり高い値段で売りに出しても誰も買ってくれませんし、あまりにも安い価格で売りに出せば損をしてしまいます。
不動産業者との話し合いを行うにしても、自分の売りたい物件はいくらぐらいの市場価格なのかを知ることが大切です。
市場価格を知る一つの方法としては、土地であれば同じくらいの大きさの土地が自分の住んでいるあたりでどれくらいの価格で売られているのかを調べます。
建物の場合も同様に、同じような一軒家やマンションが市場でどれくらいの価格で売られているのかを調べることで、適正な価格で売り出せるようにします。
▶売却不動産をキレイにする
建物であっても土地であっても買ってくれる方が下見に来る場合、好印象を与えることが大切です。
建物であれば、内部にゴミや汚れがないようにしておきましょう。
土地の場合は、整備しておくことで印象をよくします。
これは、買い手を早く見つけるためにも大切な条件です。