メッセージ

相続税対策として、最も簡単でリスクが少ない方法は、年間110万円という贈与税の非課税枠を利用した、親族への計画的な生前贈与です。
これを「たかだか110万円」と侮るなかれ！
例えば、子や孫が5人いて、毎年1人に110万円ずつ10年間贈与を続けたとすると、合計5,500万円もの相続財産削減効果が得られます。
ただ、対策に時間を要することが唯一の難点です。
また、相続税には「生前贈与加算」という制度があり、相続の開始前3年以内の贈与はなかったものとみなされる(相続財産に加算される)場合があります。
これは「駆け込み贈与」を抑制するための規定ですので、その点からも早めの取り組みが望まれます。
ちなみに、子の配偶者や孫への贈与は、一定の場合を除き、生前贈与加算の対象とならないので、相続発生まで時間がないケースでの節税対策としては有効でしょう。
いずれの場合にも、「贈与契約書」の作成など踏むべき手順や留意事項がありますので、ぜひ私達税理士にご相談の上、対策に取り掛かって下さい。
どんな悩みでも結構です。まずはお気軽にお問い合わせください。