Q&A
Q.住宅ローンが払えない。滞納するとどうなるの?
A.強制的に、競売や任意売却という不動産売却方法で、自宅を失うことになります。
住宅ローンの滞納が続くと・・・
銀行など金融機関では、一般的に3ヶ月から6ヶ月の期間、住宅ローンの滞納が続くと、資金を回収するために、競売や任意売却といった不動産の売却手続きを行います。
競売は、あなたの事情にかかわらず、法的手続きに従い強制執行されますので、近隣周辺にも競売の事実がわかり、ご家族みなさんに精神的苦痛が生じてしまいます。
しかし、任意売却は、あなたの意思(自ら売却する事)を確認し銀行側との合意の上、一般市場で売却を進めますので、近隣の方へあなたの事情がわかることもなく、一般的な引っ越しを装う事ができ、引越時期や、その他あなたの事情を考慮し、いろいろな面で相談が可能なのです。
また任意売却では、「引越はしたくない」「家を守りたい・手放したくない」というお気持ちが強い方の場合、買い戻しのリースバックあるいは親子間・親族間売買という方法で解決できる場合もあります。
Q.住宅ローンが残っている自宅を売却した場合、ローンが残りそうです。その支払いはどうなりますか?
A.残債や支払い義務は残ります。
任意売却で自宅を売却しても、返しきれなかったローン(残債)はなくなりません。
しかし、残った債務(残債務)は、今まで通りに支払っていくのではなく、現在の生活状況に応じて「無理のない範囲で返済」していくことを債権者に認めてもらいます。
※金融機関によって、対応方針や残債の取り扱いが異なりますので、注意が必要です。
Q.任意売却をするかしないかで悩んでいます。任意売却でのデメリットは?
A.競売と比較し、任意売却でのデメリットは「ほとんどない」といえます。
任意売却のデメリットを強いて挙げるとするのであれば、売却活動時に室内の見学に立ち会ったり、不動産売買契約行為をするため時間を割く事くらいではないでしょうか。
競売では、所有者の意志に関らず、裁判所が強制的に売却を行います。
また、競売の情報は公開されてしまいますので、ご近所の方に競売に掛けられていることを知られてしまう可能性が大きいです。
一方、任意売却では基本的に通常の売買と同様に所有者の意志により売却を行うので、自宅を売り出す際に売却理由をある程度は隠すことが可能です。
ですので、ご近所の方に事情を知られてしまう可能性は、競売よりも低くなります。
また、一般的には競売よりも任意売却の方が高く売却することが可能です。
返済しきれなかった債務は残りますが、これは競売も同様で任意売却するよりも競売のほうが多くなることは十分に考えられます。
任意売却は、債権者など利害関係者間で調整を行いながら成立させていくものですので、知識と経験は欠かせません。
業者選びを間違えると債権者や購入者との間でトラブルが生じた結果、任意売却ができなくなってしまうこともありえます。
業者選びのポイントとしては、流れを明示してくれる、質問に対して的確にアドバイスをしてくれる、任意売却後の相談にも対応してもらえる等、経験豊富であり、信頼できると思った業者に依頼することが重要です。